2015年01月12日

マレーシア華人のローカル歌手が脚光を浴びるのはこの時期だけ

マレーシアなどの華人世界においては新年から旧正月(春節)までの間が経済的に活発になり一番商品が売れる時期になります。M-Girls四個女生Q-Genz巧千金など地元ローカル歌手のアルバムが売れて脚光を浴びるのもこの時期に限られると言ってよい。
マレーシア華人の特に若い人の多くは英語の歌を好み、そうでない人でも香港や台湾の音楽シーンに目を向けています。ましてや地元マレーシアの歌手には振り向きもしないと言われています。実際地元の中国語音楽チャートの上位に地元歌手がランクされることはほとんどないようである。
マレーシアでは中国語で授業を受けられるのが小学校までだから、子供のうちは中国語の歌を好むのは当然だが、中学生からはだんだんと英語の歌を好むようになるらしい。
新年アルバム(賀歳專輯)は華人、華僑世界ならではの強い人気があって、M-Girls四個女生Q-genz巧千金などの主にローカルな歌手が歌っています。普段はCDやDVDなど買わない層が春節を祝うために買うらしいのです。だからこの時期に集中的に販売活動を行うことで短期間ではあるが非常に売れます。ただこれらのものはいくら売れても音楽的にはあまり評価はされない傾向にあります。

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2015年01月04日

巧千金の2番煎じ「千金格格」

人気歌手になれば2番煎じは必ず出てくるものですが、巧千金の場合もいままで何組もそれらしきものが出てきています。芸名から容易に推察できますが、今年も千金格格(Golden princess)という7歳の新人グループが『千金富貴迎新年』でデビューしました。そのアルバムは2日間で売り切れ1万枚を突破しそうということが現地各紙で報道されています。
千金格格各メンバーの芸名の付け方は巧千金の先輩四千金(Four golden princess)と同じです。

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2014年02月25日

マレーシアいろいろと

ソチオリンピック終わったが、常夏の国マレーシアで雪などまったくないので冬季オリンピックにはまったく興味がないようだ。
もちろん選手など送らないし、やっているらしいぐらいのことしかわからないらしい。

マレーシアは多民族国家ですが、マレー人、華人、インド人が3大民族というらしい。
マレー人に言わせれば、華人はがめついから嫌いだという。インド人は口が上手いから嫌いだというらしい。
華人とインド人はマレー人は怠け者だから嫌いだというらしい。
結構当たっているような気がしますね。

中国人や華人は地域によって気質にかなり違いがあるようです。
香港人は大陸人を嫌うとかはあるけど、日本人は中国人にはあまりいいイメージはないようです。
台湾人は全体の80%以上が本省人だから日本贔屓の人が多いようだが、外省人となると戦後国民党について大陸から来た人だからそうではないと思う。
シンガポールは民族対立でマレーシアから独立した国で華人が70%占めている。英語を公用語とし欧米人とあまり変わらない感じである。
シンガポール華人はマレーシア華人からみると怒りっぽいということらしい。
それに比べ、マレーシア華人は寛容だといわれる。マレー人優先政策の国でそれらを受け入れる度量の広さがあるらしい。
民族対立の歴史があり、そこで生きていくためにはそうするしかないというのが本当のところであろう。

マレーシアはプミプトラ政策といって、マレー人や古くからその地に住んでいる原住民を優先した政策が採られている。
華人との経済格差を是正しマレー人などの不満を抑えるためのようだ。
マレーシアの国立大学の定員枠の多くをマレー人に与えられていて、よほど成績がよくないと華人は国立大学には入れない。学業成績は華人のほうが圧倒的によいらしい。
華人が大学に行こうと思えば海外留学が普通のようである。
公務員も90%はマレー人らしい。25%が華人人口だから非常に少ない。行政職の公務員には華人はまず採用されないようです。
華人が軍人になるのは不可能なようだ。華人が経済を握っているだけに警戒され国家に危険を及ぼす恐れのあるところから華人は排除されている。
公共事業などもマレー系企業に優先的に割り当てられている。華人系企業はマレー系企業から経営権を譲り受け、表向きマレー系、実態は華人系という企業が蔓延るのである。
マレーシアは経済面では東南アジアの優等生と言われてはいるが、華人主体のシンガポールにかなり遅れを取っている。マレー人優先政策による影響が大きいらしい。

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2014年02月10日

陽光天使『陽光神采迎新歳』

陽光天使(Sunny Angels)の2014年新年アルバム『陽光新歳迎新歳』について紹介します。
陽光天使は9歳〜11歳で巧千金より平均2歳ぐらい年下のようです。このアルバム製作時点では多分全員小学生かと思います。
『陽光神采迎新歳』は新年アルバムとしては3作目にあたります。昨年のアルバムはしゃなりしゃなりした、どちらかというと女らしい雰囲気の作りでしたが、今年のは若さ爆発といった感じです。サウンド的にも一新され昨年のアルバム『動力妙曲』中の「鋼鉄人」のような力強いものに変わった。入手した2014年向け新アルバムとしては一番いい出来だと思っています。
内容的には、普通の新年曲の他に劇や他の歌手の歌もあり盛りたくさんの内容である。
ここは普通の新年曲のみに限定し紹介しますが、4曲のオリジナル曲の他、オリジナル歌詞の曲など力作揃いです。

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曲目は、
1.神采飛揚(オリジナル)
2.春花斎放(スタンダード)
3.除夕回家郷(オリジナル)
  歌詞にFacebook、Youtubeといった語が出てくるあたりさすがオリジナルです。
4.恭喜恭喜(スタンダード)
5.新年夢想(原曲「彩雲追月」、歌詞のみオリジナル)
  任光の戦前の名作「彩雲追月」を改編したものである。通常の歌謡としては「幾度花落時」「幾度夕陽紅」などとして知られる。
  1990年頃の葉倩文「紅塵」もそうである。日本でも高峰三枝子「南の花嫁さん」として知られています。
6.迎接快楽年(オリジナル)
7.富貴花開迎新春(スタンダード)
  シンガポールの作曲家である張平福の作でいまでは多くの歌手にカバーされ、いまではスタンダードと  いってよいであろう。
8.財神在那里(原曲不明、歌詞のみオリジナル)
  原曲は有名曲だと思うけどわからない。歌詞はマレー語混じりのユニークなものである。
9.你發財我發財(オリジナル)
  ‘發財’(金が儲かりますように)という語の頻発です。数え切れないぐらいです。
10.新年対唱(原曲『「山歌恋」、歌詞のみオリジナル)
  古代歌謡を元にしたもので、どんなに古いものでもメロディさえあれば料理の仕方でいまの時代でも使えるということである。

MTVはオリジナル曲に限定しリンクしたが、マレーシア華人のお子供歌謡の本領発揮といった見事な出来のものばかりです。

阳光天使 - 神采飞扬 (新年歌2014)
http://youtu.be/3EOmZKgfJuA


阳光天使 - 除夕回家乡(新年歌)
http://youtu.be/Hk0TIv3ydsM


阳光天使 - 迎接快乐年 (新年歌2014)
http://youtu.be/lfKFVEd5N2E


阳光天使 - 你发财我发财 (新年歌2014)
http://youtu.be/7NUbu9Bfh80

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2013年08月04日

マレーシアはイスラム国

マレーシアはイスラム国である。
イスラム教を国教に定め積極的に普及を図っている。
マレー人として生まれたからには、宗教はイスラム教と定められており改宗などは許されないし、イスラム教の教義が法律であるといえる。イスラム教の戒律は厳しく、豚肉を食すことが禁じられているのは有名ですが、酒を飲むことも駄目である。
人の前に水着で出たために逮捕されたり、飲酒で逮捕されたりする国である。
主にマレー人が居住する地域には酒店はないし、飲酒は厳しく取り締まられます。

イスラム国とはいえ、他の民族の信教の自由は保障されています。
華人などにはイスラム教の教義などは適用されないので、当然ながら飲酒などは自由である。
巧千金など華人のビデオは仏教風の寺院での撮影が多く見られるので仏教の信者が多いのであろう。
マレー人はやってはいけないことが多いのに対し、他の民族はずっと自由度が高いといえる。
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2013年07月24日

マレーシアは民族対立と抗争の歴史

マレーシアは治安がよく、物価が安いため移住に適するとかいう記述をよく目にする。マレーシアはとても複雑な民族構成の国である。ここ2,30年を見れば表だった民族間の対立はないようだ。ただ過去の歴史を振り返れば民族対立と抗争の歴史がある。

日本のようにほぼ単民族の国とは違い、どんなに平穏な時期が続いても何かのきっかけで対立が表面化し国家解体などに発展するリスクがあるものである。移住するにしてもそのあたりのリスクは頭に入れておいたほうがよいであろう。

19世紀後半に主に中国の華南地区より移住をしてきた福建、広東、客家、潮州、海南系などの中国人たちが各コミュニティを形成し、現在に至るまで地方の伝統と文化を守っている。しかし、第二次世界大戦後に中華人民共和国が成立し共産化すると、華僑は現地への永住を余儀なくされ、中国人という意識を薄めつつ現地化し華人として生活するようになった。

マレーシアでは25%が華人であるもののマレー語が公用語とされた。平等な市民権に反対したマレー人に配慮しマレー人優遇政策が確立していった。農業中心のマレー人に対して錫加工などの華人は経済貿易力を付け経済格差が広がっていった。

1963年にはマラヤ連邦が成立するが、僅か2年後には華人とマレー人の対立によりシンガポールが脱退した。
1969年、公用語をマレー語とするのを潔しとしない華人と、経済格差に不満を持っていたマレー人の間で、5月10日に実施された総選挙を直接の原因とする5月13日に発生したマレーシア史上最悪の民族衝突事件、いわゆる5月13日事件が発生した。この暴動はほぼ1日で終息したが、銃撃や放火などによって暴動発生後の数日間で死者196人、負傷者439人の犠牲者を出す大惨事に至った。
この事件は当時日本の新聞でも第1面で大々的に報道された。
その後マレーシアの国策は全てマレー人と原住民優位とするブミプトラ政策が制定された。マレー人の優位に対しての議論を一切禁止。イスラム教が正当とされていった。

ブミプトラ政策によって、華人は主に華人経済の中で事業を行わざるを得なくなった。一方マレー人は土地や建物の売買、公務員の採用、大学入試および主な産業面において優先的に保護され、60%と過半を占める人口とともに政治的な面で圧倒的な力を持つに至った。華人はさまざまな面で一方的に不利な扱いを受けているわけだが、現在でも甘んじてそれを受け入れている。

いまのマレーシア確かに治安もよく安定している。
各民族が融和というよりは、完全に棲み分けし、お互い相手の民族、文化などに干渉しないということでの安定である。華人は経済的には優位に立っても立場的には弱く、マレーシアへの帰属意識はあっても誇りは持てないのが現状であろう。それというのもプミプトラ政策に起因している。人に聞かれればマレーシア人とはいうものの、自らは華人というのである。

マレーシアは、マレー系、華人系、インド系、それぞれに多数の与党、野党が存在し、与党同士が代々連立政権を組んでいる。今年5月15日に総選挙が行われてかろうじて与党が勝利したが、今回の総選挙では華人票の与党離れが責任問題に発展し、華人系政党が入閣を辞退する意向を示し華人閣僚は減少した。
政権安定に華人票のウエイトが大きいわけだが、与党離れが起き不満が高まっているようだ。




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2013年05月19日

マレーシア華人は中国人ではない

中国国籍を有しない在外の中国系住民を一般に華人と呼んでいる。
中国を離れた初代は華僑とよばれ中国の出身地に対し強い帰属意識を持っているが、2代目からは華人と呼ばれ帰属意識は薄れていきます。
マレーシア華人の場合は古い人は清王朝の時代に中国を離れ4代、5代にもなっていて、彼らにとってはマレーシアこそ天涯の地である。比較的新しい世代では、中国共産党が政権を取り社会主義化すると私有財産没収の危険を感じ中国を離れた人などがいます。
普通何々人というと、国籍を言いますが、人種、民族的に言われたりします。日本人が青い目の人を見るとアメリカ人だと言ったりするのがそうだ。本当は日本国籍を持っているのかもしれない。
だから華人の場合も同様中華民族(漢族)なので中国人と呼ばれたりするらしい。だがマレーシア華人は中国人などと呼ばれることはあまり好まないようだ。彼らの多くはマレーシア国籍を持っているのでマレーシア人なわけだが、自ら華人と呼んでいるようである。
中国はいまでは社会主義国かどうか怪しくなったが以前はそうであった。華人は元来社会主義的なイデオロギーを好まないため中国人と一緒に見られたくないからとも言われています。
ではお互い相手のことを何と呼ぶかというと同じ民族なので「同胞」と呼んでいるようである。

巧千金などの中華新年アルバムに収録されている曲は賀歳曲とよばれている。
それらは戦前の上海歌謡を起源とするものだが、文化大革命で賀歳曲などの商業主義的なポップス歌謡は禁止された。その後賀歳曲はマレーシアなどの華人社会の中で発展してきた。曲そのものは上海歌謡当時のものよりも華人社会特有の色調を強めてきているように思える。
1990年前後には中国でもそれまで禁止されていた商業主義的なポップス歌謡も解禁され賀歳曲もだんだん盛んになっています。
華人社会の特徴がよく出た賀歳曲の例として「大団圓」があります。
現在のところ巧千金は歌っていないが、黄美詩(マレーシア華人)と鄭儀(シンガポール華人)のデュエットのものをリンクしました。この曲はマレーシア華人がよく歌いますが、最近では中国の歌手も歌っています。
「大団圓」とは、ハッピーエンドとかグランドフィナーレといった意味合いです。
中国を離れ海外に移住し苦難な歴史歩んだが、代々努力によって経済的に成功を勝ち得てハッピーな現在を送っている様子が見事に歌われています。

黄美詩、鄭儀「大団圓」(大团圆)
http://youtu.be/CBs7AHqpcvQ



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2013年05月14日

マレーシア華人はお子供歌手が多い

巧千金2006年に5,6歳でデビューしています。ずいぶんと低年齢と思うかもしれないが、マレーシア華人にはこのように小さな頃にデビューする歌手がたくさんいます。いまの大人の歌手にも子供の頃からやっていった人が少なくありません。マレーシアではごく普通のことです。
いわゆる童星歌手ですが、これらを日本では「お子供歌手」と呼ばれたりしています。そのお子供歌手ですが、特に多かったのが1990年代でした。
小鳳鳳、小萍萍らについで、朱儀玲、王雪晶、四千金、七仙女(小妮妮など)、荘群施、金燕子、小薇薇、黄美詩など有名な童星歌手が出ました。もちろんこれらの2番煎じ、3番煎じのような歌手もぞくぞくいました。
どの歌手もそうだと思われますが、ファン層には同年代が多いものなので、童星歌手が多いのは当時は人口構成上低年齢層が多かったためであろうと思われる。2000年代に入るとファン層の年齢も上がり童星歌手は少なくなってきたが、それでも小甜甜、巧千金、棒棒天使などが出ました。いまも有名、無名のグループ、個人などたくさんの童星歌手がいますが1990年代ほどではありません。
童星歌手といっても特にジャンル分けされているようなことはなく、大人の歌手と一緒の扱いのようである。日本でアイドル歌手といえば16歳前後でデビューするのが普通ですが、マレーシア華人の場合それが極端に低いということであろう。
巧千金の場合ももう十代半ばになってきたので、あと2,3年もすれば低年齢で構成された後継者が選ばれてデビューしてくるのではないかとみている。
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2013年04月24日

マレーシア華人

巧千金などは中国人とは呼ばず華人と呼ばれています。
一般に中国、台湾、香港と以外の海外国籍を有する中国系住民を華人と呼んでいるようだ。
マレーシアの中国系住民の多くは、マレーシア国籍を有している華人ですが、中国国籍を有しながら永住権を取得した華僑もいます。
華人と華僑は日本では混同して使われがちですが違いがあります。
マレーシア華人は古くは、清王朝の時代にゴム園やクアラルンプールの錫の鉱山の労働者として一旗上げるべく主に華南地方から流出した人たち、いわゆる華僑に始まるのです。その後はさまざまな理由で中国系の人たちが華僑としてマレーシアに入ってきたのです。中には戦後中国が共産化するということで私有財産剥奪を恐れて香港やマレーシアなどに逃げた人たちもいるようだ。
労働者などとして働いて貯めた金で商売などをやり成功した人を多く輩出し、経済面で大きな力を持っていることはよく知られています。巧千金などマレーシア華人がよく出す中華新年アルバムには、その年の商売繁盛を願って歌う曲が多く収められています。
古くからいる華人は4世、5世となっていて、かっては移住者の扱いでしたが、いまでは定住者として扱われています。もはや彼らは華僑とか中国人などとは思っていはいず、マレーシアを天涯の地として考えているようである。華人という言葉も彼らの間では定着しています。
そのマレーシア華人であるが、長くマレーシアの地に定着してはいても華人人口(700万人ぐらいといわれている)の比率が高く、自分たちの文化をかたくなに守り続け他の民族との同化はあまり進んでいません。風俗、習慣的にも中国人以上に中国人らしさを維持している人達であるともいえる。そのあたりは巧千金の歌を聞いただけでもその一端が伺われます。
ただ将来マレーシアが経済的に破綻するようなことがあって苦しい生活を強いられたとしても本当にマレーシアに住み続けるのであろうか?
他の民族からは大挙して中国に去っていくことはないかとも思われている。
長くマレーシアに住み続けている華人でも、どこかに華僑的な意識は残っているのではなかろうか?

posted by 日本娃娃 at 23:40| Comment(0) | マレーシア華人